Doodles NFTって何でこんなに人気あるの?【ホルダーが語る実体験とプロジェクトの未来】

あなた
「NFTを見てたらDoodlesっていう可愛い絵をよく見かけるんだけど、このNFTは何でこんなに人気があるの?デザインが可愛いから?」
その理由、(自称)日本一のDoodlesオタクな筆者が解説します。
Doodlesは、2021年10月に販売スタートしたNFTプロジェクト。本記事執筆時点(2022年3月)ではすっかり人気のプロジェクトとして定着しました。
万人受けするシンプルで可愛いデザインは、多くの人から愛される大事な要素。でも、実はかなり「有言実行」なNFTプロジェクトなんです。
パッと見ただけではカラフルでかわいいNFTなのに、プロジェクトとしては超クール。そんなDoodlesの今までの活動とこれからの展望、少しのぞいてみませんか?
Doodlesがどうしてこんなに人気があるのか、その理由が全部分かります!
この記事で分かること
- Doodlesコミュニティの活動内容
- Doodlesコミュニティが実現してきたこと
- Doodlesが進んでいく未来
目次
DoodlesってどんなNFTプロジェクト?
まずは、Doodlesのプロジェクト概要を簡単におさらいです。
- リリース:2021年10月17日
- 総Mint数:10,000個
- Mint価格:0.123 ETH
よくある10kプロジェクトですね。ミント価格は若干高め。リリース当時のツイートでは、楽しそうなムービーが公開されました。
introducing @doodles
10/17 → 6 AM PDT → whitelist sale
10/17 → after 6 PM PDT → public salea project by @byburnttoast, @evankeast, and @Poopie_cat
animation: @alfiemotion
music: @disclosure
devs: @WestCoastNft @NFTSantana @proteinNFT @L3xcNFT
community: 💜😛🌈 pic.twitter.com/NLFn4y1Kks— doodles (@doodles) October 16, 2021
フロアプライスも上がり続けて、OpenSeaの総トレードボリュームランキングはついに100kETHを達成。
創設者はこの3人。poopieとevanは元DapperLabsでCryptoKittiesを担当していたり、burnttoastはGoogle等と仕事していたりと、とにかく強いです。
- poopie(@poopie):エンジニア
- evan(@evankeast):マーケティング
- burnttoast(@burnttoast):デザイナー
Doodlesはコミュニティ主導プロジェクト
Doodlesは、ホルダー達のコミュニティが主導するプロジェクト。
OpenSeaやDoodlesの公式ページでも、community-driven(コミュニティ主導)であることを宣言しています。
TwitterとかDiscordでの交流を除くと、Doodlesコミュニティの活動の主軸はこの2つ。
- Doodlesホルダーは、自由にアイデアを提案できる
- Doodlesホルダーが、投票で採用するかどうかを決める
多くのNFTプロジェクトは、まず運営の描いたロードマップがあって、それに沿って活動します。コレクター側も、その展望を見ながら未来を想像できますよね。
でもこのDoodles、プロジェクトの立ち上げ初期から今までロードマップなし。なぜなら、コミュニティ主導で決めるから。ロードマップを作っちゃダメなんです。
ロードマップがなくて本当に大丈夫なのかDoodles!?その謎を追ってみましょう。
Doodles NFTのコミュニティが活動している場所
Doodlesコミュニティは、この2つの場所でアイデアを議論&投票して、何をするのか決めています。
- 議論:Doodlebank Forum
- 投票:Snapshot
現在はInkubatorというプラットフォームに移行しています。
アイデアを出してコミュニティで議論する場所が、Doodlebank Forum。誰でも見れます。ここを見れば、Doodlesが次に何をしようとしているのか全て分かりますよ。
そして、そのアイデアを採用するかどうかを投票で決める場所がSnapshot。これは他の色々なNFTプロジェクトでも使われてる定番手法ですね。
Doodles創設者もコミュニティ主導を徹底
たとえDoodlesプロジェクトの創設者であってもルールは同じ。Doodlebankに提案を出して、コミュニティのOKをもらって初めて活動ができます。
創設者のpoopieは、コミュニティ主導を徹底するために運営チームの提案には棄権投票しているところが最高にクールです。
コミュニティ主導で決めた派生プロジェクトx2選

あなた
「コミュニティ主導なのは分かったけど、具体的に何が決まったの?」
分かりやすい代表的なアイデアはこの2つ。どちらもDoodlesコミュニティで投票した結果、正式なプロジェクトとしてローンチされました。
- Noodles:麺をモチーフにしたGenerative NFT(OpenSeaリンク)
- Pukenza:Doodles NFTから1/1で生成されたアート(OpenSeaリンク)
Noodlesは、こんな感じのGenerative。麺がモチーフなので細長いんです。
Pukezaは、こんな感じのFidenza風アート。Doodlesのアイコンでもある RainbowPuke の Puke と、Fidenza を組み合わせた造語ですね。
コミュニティ主導って言うだけなら簡単ですが、それを本当に有言実行しているのがDoodles。ただ可愛いから人気!ってわけじゃないんです。
運用資金も全部まる見え
Doodlebankで持っている活動資金はこのアドレス(etherscanのリンク)に貯まってます。
本記事執筆時点(2022年3月)の資産は、約1,500ETH(約6億円)。提案されたアイデアに投資するお金は、ここから出しています。
Doodles NFTはコミュニティで奇跡も起こす
Doodlesコミュニティでは、その結束の強さでちょっとした奇跡も起きました。
- 不意に格安でDoodlesを手放してしまったオーナー
- Doodles Discord がその支援ツイートを発信
- 売買した当事者たちがオリジナルオーナーへDoodlesを返す
Scam(詐欺)が当たり前の仮想通貨/NFTの世界で、こんなこともあるのかと驚きです。当時の要約ツイートがコチラ。
GM
web3 is GMI
– Semi-Rare @doodles sold on Rarible due to old OS Listing at insane LOSS
– Said Doodle is instaflipped
– Doodles Discord sends out Tweets to help
– Buyer and Flipper see Tweet
– Buyer and Flipper work with Original Owner
– Doodle is back with Original Owner pic.twitter.com/ixBy7M0KyM
— RuggleDoodle (@Rugglebuggles) January 10, 2022
Doodlesコミュニティの強さと、プロジェクトが広く愛されている証拠でもありますよね。
Doodles NFTを取り巻くたくさんのイベント
DoodlesのNFT買った!コミュニティ楽しい!…ってだけで終わらないのがDoodles。
そう、Doodlesはただコミュニティ活動をしているだけではなくて、Doodlesの世界観をもっと楽しめるイベントもやってます。
代表的なイベントがこの2つ。
- Doodles SXSW
- SpaceDoodles
どんなイベントだったのか、一つずつ振り返ってみましょう。
Doodlesの世界観をリアルに体験するSXSW
Doodlesは、2022年のSXSW(サウスバイサウスウエスト)でブースを出展しました。
SXSWってなに?
-> 音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント。
引用:Wikipedia
残念ながら私は行けなかったので、リアルな体験談を語れません。ぜひこの公式ツイートのまとめ動画で楽しんでみてください。みんなホント楽しそうで、今でもFOMO爆発です。
austin was magical 😛🌈 @sxsw @Shopify @BehrPaint @VTProDesign pic.twitter.com/dzdxhmQ5kN
— doodles (@doodles) March 23, 2022
Doodlesコミュニティのミーム
SXSWのトークイベントにて、Doodles創設者のpoopieがこんな発言をしました。
"we’re not selling, we’re buying."
これ、Doodlesコミュニティでのミームなんです。発端のツイートがこれ。
we’re not selling, we’re buying.
— poopie (@poopie) March 13, 2022
「ディズニーがNFTプロジェクトを買収するならDoodles一択!」っていうツイートに、「身売りなんてしないよ。むしろ買うわ。」と即答。Doodlesホルダー歓喜。
周りに流されないこの姿勢、NFTマーケットで独特なポジションにいるDoodlesブランドをそのまま表しています。
Doodlesを宇宙船に乗せるSpaceDoodles
続いては、SpaceDoodles。あなたのDoodlesをSpaceshipに乗せます!っていうイベントでした。
SpaceDoodlesコレクション(OpenSeaリンク)をのぞくといろんなSpaceDoodlesが見れるので、ぜひ楽しんでみてください。
ちなみに、私のSpaceDoodlesはスケートボード。これだと前が見えなくない?っていうツッコミはなしで!笑
Now cruising in rainbow space🌈
Thank you @doodles , it's like the joy of childhood!虹色のステキな宇宙に来ました!なんかもう子供の頃のように楽しいです笑#spacedoodles #NFTJapan pic.twitter.com/JNj6K0UqGh
— kuro (@modernimal) March 1, 2022
Spaceshipをローンチする画面も、いちいち細かく演出してくれるのがDoodles。クオリティには手を抜きません。
そうなんですよー!
つい何回も見ちゃいます笑Launchの演出も細かくて、
すごく楽しませてくれてます😆 pic.twitter.com/yHQ6xDmPfP— kuro (@modernimal) March 2, 2022
TwitterとかDiscordでこのSpaceDoodlesをホルダー同士で見せ合って、コミュニティがまた一段と盛り上がったイベントでした。
- アナウンスした期日通りにリリースした
- 10ETH以上もするNFTを安全に使ってコミュニティを盛り上げた
この2つをしっかり成し遂げたことで、確かな技術力のあるNFTプロジェクトであることも証明してくれました。
Spaceshipにはパラメータがある!?
一つ興味深いのが、SpaceDoodlesの画面。パラメータが振ってありますよね。
このパラメータは何に使うんだ!?って、Doodlesホルダーは妄想開始。そりゃもうゲームとかステーキングを期待しちゃいます。
ワクワクさせる「余白」を残しておくあたり、Doodles運営チームはホルダーの心を引き寄せるのがホント上手。
このパラメータの謎、実はDoodlebank Forumに出された最新の提案へ繋がっていきます。いったい何を企んでいるんだ、Doodles!
Doodles NFTの今後の展望
Doodlesの未来を、Doodlebank Forumに出された提案を読み解いて妄想しちゃいましょう。
- 提案:
Team Scaling Proposal v2(現在は閲覧不可) - 投票:Snapshotで可決
現在はInkubatorというプラットフォームに移行しています。
690ETH(約2.8億円、本記事執筆時点でのレート)を使ってチームを拡大して、大きなプロジェクトをやろうとしています。
提案文にはたくさん情報が盛り込まれていますが、こんな人材を追加するよ!って最後の方に書かれていますね。(以下、一部抜粋)
- Lead game designer
- Lead token economy designer
- Senior 3d modeler
- Senior 3d animator
ゲームデザイナーやトークンエコノミーデザイナーが入っているので、シンプルに考えると何かしらのゲーム的なプロダクト。SpaceDoodlesのパラメータはここに繋がっていくのかも。
さらには3Dモデラーや3Dアニメーターも入っているので、メタバースにも使えそうなアバターが出てくる可能性さえありそうです。
クレジットカードで買えるDoodles派生商品とは?
提案の中には、気になる項目が他にもあります。例えば、この部分。
(要約) コレクターのDoodlesからクロスライセンスされた、クレジットカードで購入できるNFTを作ります。コレクターは運営側にDoodlesをライセンスして、運営側はそこから派生商品を作成/販売。そしてコレクターは、その収益の一部を得ることができます。 (原文から抜粋) Create a mainstream NFT purchasable with a credit card that is cross-licensed from our collectors’ Doodles. (中略) Collectors license their Doodle to us so that we can create/sell officially licensed derivatives (as an example) on their behalf. Collectors earn a share of the revenue.
コレクターがDoodles NFTをライセンスして、そこから生まれた利益の一部がコレクターに返ってくるとのこと。果たしてどういうトークンエコノミーになるでしょうか。
(要約) SpaceDoodlesは、Mサイズのプロダクトでした。今年は、長年のブロックチェーン開発パートナーの協力を得て、L-XLサイズのプロダクトでイノベーションを起こしたいと考えています。 (原文から抜粋) We aim to innovate with (3) L-XL sized products this year with the help of our developer partners and long-time blockchain partners/friends. In comparison, Space Doodles was a medium-sized (M) release.
Doodlesはクオリティに妥協しません。どういうプロダクトを仕上げてくるのか、今後もDoodlesから目が離せませんね!
Doodles2 NFT が新たにスタート予定
(追記)2022年6月、NFTの祭典 NFT NYC で Doodles2 というNFTコレクションが発表れました。
オリジナルのDoodles NFTは値段が高いので簡単には買えません。だから、「もっと多くの人へDoodlesを届けたい!」という想いで新しく始まるコレクションが Doodles2 です。
Team Scaling Proposal v2に書かれた「クレジットカードで購入できるNFT」とは、すなわちこのDoodles2のことだったのかも。
Doodles2って何!?興味ある!欲しいかも!っていう方は、Doodles2 に関する情報をまとめたこちらの記事をどうぞ。
Doodles2 NFT であなたも Doodles を楽しもう【結局何ができるの?】
最近Doodlesから色々な発表があるけど、Doodles2とか、Dooplicatorとか、Genesis Boxとか、情報が多すぎて分からないよ!そんなお悩みを解決します。2022年上半期に発表されたDoodlesの発表を振り返りつつ、これから始まるDoodlesブランドの展開を先取りしちゃいましょう。
Doodlesは今と未来にワクワクできる新ブランド
筆者がDoodlesを初めて知った時、ロードマップがないなんてこのプロジェクト大丈夫!?って不安になりました。
でも、その後にDoodlebank Forumを全部読んで、さらには運営チームの力強さに期待してDoodlesを購入したのをよく覚えています。
自分で調べて、自分で信じることができると思えたNFTプロジェクトを全力で楽しむ。そんな体験をくれたのがDoodlesです。
リリースからたった半年でここまで人気になった理由は、今ならこの3つだと確信があります。
- 徹底したコミュニティ主導
- Doodlesを楽しむイベント体験
- 未来に向けたワクワクいっぱい
少しでもDoodlesに魅力を感じたなら、あなたも一緒に楽しんでみませんか?
これからDoodles NFTを楽しむならDoodles2で決まり【結局何ができるの?】
最近Doodlesから色々な発表があるけど、Doodles2とか、Dooplicatorとか、Genesis Boxとか、情報が多すぎて分からないよ!そんなお悩みを解決します。2022年上半期に発表されたDoodlesの発表を振り返りつつ、これから始まるDoodlesブランドの展開を先取りしちゃいましょう。
NFTの購入方法を徹底解説【仮想通貨の使い方まで全手順を解説します】
NFTの購入方法が知りたい!仮想通貨もまだ使ったことないし、NFTってどうやって買うの?そんなお悩みを解決します。大量の画像を使いながら、NFTの購入方法を手順ごとに徹底解説。これであなたも絶対にNFT購入までたどり着けます。買ってみないと分からないのがNFTの魅力。あなたも最先端の価値に触れてみませんか?