
あなた
「プログラミングに英語って必要なのかな?英語が苦手なんだけど、途中でプログラミングに挫折しないか心配だな。」
そんな疑問にお答えします。
この記事で分かること
- プログラミングと英語の関係
- プログラミングに英語が必要になる実例
目次
プログラミングに英語は必要か

結論、必要です。でも、どうかご安心を。どんだけ英語が苦手でも、プログラミングできます。
なぜなら、プログラミングを勉強する過程で、必要な英語には自然と慣れてくるから。
エンジニアとしてプログラミングで英語が必要になる割合は、大体こんな感じ。
- 80%:読む(エラーの対処法を調べる)
- 15%:書く(プログラムを書く)
- 5% :会話(海外エンジニアと仕事する)
それぞれ、深掘りしてみます。
プログラミングの英語:読む場合

プログラミングで英語を読む必要があるのは、エラーの対処法を調べる時。
- 英語のエラー文が出る
- そのエラー文をそのままググる
- 英語の解説サイトで理解(必要ならGoogle翻訳)
プログラミングをしていると分かりますが、書いたコードが一発で動くことはあんまり無いです。
大体エラーが出る。そして、そのエラー文は英語。すなわち、エラーを解決するために英語に触れることになります。
英語のエラー文をググって、もし日本語の解説サイトがあればラッキー。最近は、日本語の解説も増えてきました。
とはいえ、日本語より英語を使うプログラマーの人口の方が当然多い。だから、情報量も英語サイトの方が圧倒的に多いです。
英語が苦手ならGoogle翻訳

英語が苦手なのに、エラーでググっても英語の解説サイトしかない時は、Google翻訳を使っちゃいましょう。
ちょっと変な日本語になったとしても、書いてあることは大体分かります。
今ならいろんな翻訳ツールも揃ってるので、ある意味、英語は必要ない時代になってきてるかもしれないですね。
英語でググるのをクセにする

プログラミングの勉強が進むほど、出てくるエラーも専門的になってきます。
日本語の解説サイトが見つかる可能性が低くなるので、英語サイトを見ることになります。ある意味、成長の証。
でも、いちいち英語の翻訳をしていると時間もかかりますよね。英語に慣れた方がプログラミングの勉強もスムーズです。
最初はしんどいです。でも改めて書きますが、プログラミングの勉強で英語に慣れるには、この流れが大切。
- 英語のエラー文のままググってみる
- 英語の解説サイトでエラーの対処法を学ぶ
英語でエラーを調べては解決!という勉強を繰り返していると、気がつけば英語に慣れてきます。
何度も出てくる単語の意味なんて、勝手に覚えちゃってますよ。
プログラミングの英語:書く場合

プログラミングで英語を書く場合は、まさにプログラムを書く時そのもの。
一番多いケースは、関数の名前をつける時です。
関数って何?
-> 決まった一連の処理をするプログラムのかたまりのこと。同じ処理を何度も使う場合は、関数というかたまりとしてまとめます。
例えば、Pythonというプログラミングで足し算する関数を作ったら、こんな風に書きます。
def add(a, b): return a + b
この関数の名前は、addです。addの意味は、”加える”ですね。
ちなみに、a と b に数字を入れて使います。1 + 1 をするなら、add(1, 1) って書きます。
で、問題はこの関数の名前。日本語が使えないんですよね。こうやって書くと使えません。
def 足し算(a, b): return a + b
例えば、ローマ字でこうやって書いたら一応ちゃんと動きます。
def Tashizan(a, b): return a + b
微妙。むしろ分かりづらくなるので、英語が苦手でもちゃんと英語にしておきましょう。
英語が分からないなら、Google翻訳。”足し算”という日本語を英語に翻訳すればいいだけです。
プログラムは人に見せるという意識で

自分だけのプログラムだったら、別に Tashizan っていう関数の名前でも問題ないです。
でも、エンジニアの仕事では、他の人とコードをレビューしたり、他の誰かがあなたのプログラムをメンテナンスすることもあります。
レビューって何?
-> プログラムに問題がないか、他の人とチェックすること。
メンテナンスって何?
-> プログラムの動作に問題がないか継続的にチェックしたり、場合によっては修正すること。
Tashizan っていう名前だと、コードを一緒に見てくれる人にとっては分かりづらいですよね。
- プログラムは人に見てもらうもの
- 分かりやすい関数の名前を英語でつける
エンジニアとして仕事をするためには、とにかくこの心がけを忘れないでくださいね。
分からないことを質問する時に役立つ

ググってもググっても、どうしてもエラーが解決しない時、誰かに聞きたいですよね。
そんな時、最終手段として英語で質問できます。質問する場所は、この2つのプログラミングコミュニティサイト。
- Qiita(日本語)
- stackoverflow(英語)
Qiitaなら日本語で質問できます。ここで回答がもらえれば、手っ取り早いですね。
もし、Qiitaで回答がもらえなければ、stackoverflowに突撃。ここで英語が役に立ちます。
英語で質問するのはあくまで最終手段なので、英語を書けると質問で便利になることもあるのね!っていうくらいの認識でOK。
ググっても解決できないレベルの質問をしたい時点で、すでに英語に慣れちゃってると思います。
プログラミングの英語:話す場合

プログラミングで英語を話す場合は、海外エンジニアと仕事をする時。
でも、プログラミングの勉強という点で考えると、英語を話せるというスキルはそこまで必須でもないです。
なぜなら、英語を話す機会は、エンジニアというよりプロジェクトマネージャーになった時の方が多いから。
管理人
「もちろん開発メンバーに海外エンジニアがいたら話せいないとダメなので、例外ですね。」

とはいえ、海外エンジニアと話す機会に直面している時点で、もうかなりレベルが高いはず。
英語を聞いて理解できるだけでも有利

仮に話せないにしても、英語を聞いて何を言っているのか理解できれば、こんなケースで役に立ちます。
- 英語の動画サービスで勉強できる
- 最新の情報に触れることができる
プログラミングの勉強を解説をする動画サービスは、日本語より英語の方が充実。
だから、英語を聞いて理解するスキルは、プログラミングの勉強に役に立つことがあります。
さらに、プログラミングに限らずですが、最新情報は常に海外から入ってきますよね。
常にアップデートされる情報を掴み続けるには、英語を聞いて理解できるスキルがあるだけでもちょっと有利。
英語のスキルとプログラミングのスキルは別モノ

ひとつだけ勘違いしないでおきたいのは、この点。
- 英語は、プログラミングの理解に役に立つだけ
英語が得意であれば、プログラミングの勉強に有利なのは事実。
でも、英語ができないからといってプログラミングもできないのかというと、絶対にそうではありません。
どちらかというと、プログラミングの過程で英語が必要になったから自然と身に付いた、なんていうケースが大半。

あなた
「英語できないから、プログラミングもできないな。」
そんな心配は不要。英語ができる!できない!なんてことは無視して、プログラミングを勉強していきしょう。
プログラミングに必要な英語は80%が読むこと

英語は、読んで、書いて、会話する。この3つですね。
プログラミングで使う英語は、改めてまとめておくとこんな感じの割合です。
- 80%:読む(エラーの対処法を調べる)
- 15%:書く(プログラムを書く)
- 5% :会話(海外エンジニアと仕事する)
プログラミングを始める前に、英語を読めるように頑張ろう!っていう思考は不要。
プログラミングの勉強をしていたら、英語を読む必要が出てきたらから仕方なく読む。このラフさで大丈夫。
別に、英語ができるからってエンジニアとしてすごいわけでもないです。多少英語が分からなくても、ちゃんと目的のプログラムを完成させればOK。
英語ができればカッコいいかもですが、カッコつけてる暇があったら、プログラム書いてスキルを上げた方がエンジニアとしての年収も上がります。
プログラミングに必要な英語は、プログラミングを勉強しながら慣れていくこと間違いなし。
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