【最新】メンズコスメ市場を客観的に分析してみた【新規参入できそう】

マーケティング担当
「新しいメンズコスメのブランドとして、どのマーケットポジションを狙えばいいだろう?」
管理人
「競合ブランドの状況を直感的に理解できるようにまとめました。ぜひ参考にしてみてください。」

メンズコスメのブランドのマーケット状況に興味のあるあなたへ、そしてマーケット状況を注視している業界のマーケティング担当のあなたへ、ひとつのまとめ情報としてお伝えします。
この記事で分かること
- メンズコスメ市場の現状
- メンズコスメ市場の次の狙い目
管理人
「データ分析によるビジネス予測を本業とする私が、各ブランドのデータを元に3Dマップを作成し、そこからブランド選択のための判断材料をまとめます。」

目次
メンズコスメの市場を客観的に考察
以前、メンズコスメの市場はより一層拡大していく!という予測を立てた記事を書きました。
【必見】メンズメイクがバレない未来が来る【心配不要】
メンズメイクは当たり前になる。そんな未来を統計データから予測します。恥ずかしいという意見はまだよく聞かれますが、世の中にはメンズメイクをしている方がたくさんいます。その人口が2030年に向けてどのように増えていくのか。感覚的な意見ではなく、実データを引用して検証します。
この記事の執筆をしている中で、メンズコスメ市場におけるブランドはマーケット上でどういう立ち位置を狙っているのだろう?と気になりだしました。そこで、メンズコスメのブランドをリストアップして、各ブランドのマーケットポジションの分析も同時に行なっていました。
私の本業は、プログラミングやデータ分析であり、メンズコスメに関わる仕事をしているわけではありません。メンズコスメ市場を客観的に見れる立場にいるからこそ、一人のユーザーとして各ブランドのマーケットポジションを分析&評価することができるはずだと考えました。
管理人
「メンズコスメ市場やブランドに興味のある方や、業界のマーケティング担当者様へ、まとめ情報として参考やネタになるかな?と思っています。」

メンズコスメ市場のブランドを判断する軸とは?
メンズコスメ市場にあるブランドのマーケットポジションをマッピングするにあたり、メンズコスメ業界の中の人になりきってみて、以下のステップで考察を進めました。
1. 製品で攻める?戦略で攻める?
- プロダクト視点:
確実に狙える年齢層や既存層を狙う(社会人) - マーケティング視点:
市場拡大のための年齢層を狙う(学生)
2. 既存ブランドの具体例を把握
- プロダクト視点:
FIVEISM x THREE, BOY DE CHANEL - マーケティング視点:
LIPPS BOY, BOTCHAN
3. ブランドを判断する軸の抽出
ステップ1の切り口と、ステップ2の考察を元に、ブランドのマーケットポジションを判断するための軸として以下の3つを抽出しました。
- 提供価値:ナチュラル メイク
- イメージ:モード エレガント
- プライス:プチプラ 高級
辿り着いたこれらの軸を元に、リストアップしたブランドにポイントをつけて3Dマッピングを作成します。
管理人
「ブランドをリストアップするために色々なメンズコスメのブランドサイトを巡回したので、色々と欲しいものが増えてしまいました。笑」

メンズコスメ市場のブランドをマッピング
以下が、データを元にメンズコスメのブランドを3Dマッピングした結果です。ブランドはもっとたくさんありますが、似た分布になるブランドは代表ブランド一つだけの表示に省略しています。
…正直、動画ではかなり分かりづらいです。そこで、以下の通り各軸を掛け合わせた状態を提示しておきます。見る人によってそれぞれに色々な発見があるのでは?と思います。
イメージ x 価格 のマップ
イメージ x 提供価値 のマップ
提供価値 x 価格 のマップ
メンズコスメ市場にはまだ狙い目がある
すっかり業界のマーケティング担当を気取りながら、出来上がった3Dマッピングをぐりぐり回したり、軸ごとの全組み合わせを掛け合わせたり、あらゆる手法でマーケットを考察しました。すると、思った以上に多くの切り口が見つかります。
特に気になったのは以下のマップです。もし私がメンズコスメ業界のマーケティング担当であれば、以下の赤丸のポジションを狙いたいです。
すなわち、モードなブランドイメージの高級価格帯です。あるいは、すでにそういうポジションを狙っている(あるいはすでにとっている)ブランド製品の輸入代理店になるといった方法もありえます。
メンズコスメ市場はマーケット的にはまだまだ波を起こしやすい状況下にあります。広告モデルやマーケティングの手法次第で、今から手を打っておくと5年後から10年後の定番(すなわちビジネス)になることも可能ではないだろうか?と考えました。
管理人
「世の中の当たり前になっていない現状で、すでにメンズコスメをリリースしている企業様はすごいです。」

ある程度時間をかけて調査&分析した結果として、こういった切り口で新規事業を展開するのも一つの手ではないかな?と感じました。
今後もメンズコスメ市場の情報を取りながら、各ブランドのレーティングを更新していこうと思っています。
メンズコスメ市場を分析してみたい!
この記事で活用した3Dマッピングは、Python(プログラミング言語の名前で、パイソンと読みます)で作りました。
管理人
「大好きなメンズコスメ市場の分析のためだけに作りました。笑」

Pythonは、市場を分析して改善を提案していくデータアナリストの仕事でも役に立つ便利なプログラミング言語です。難易度も高くないので、やってみたい!と思った方は以下の記事も参考にしてみてください。
【3ステップで理解】未経験からデータアナリストになる方法【初心者向け】
未経験でもデータアナリストになれる?そもそもデータアナリストってどういう仕事をするの?そういった疑問に徹底的にお答えします。具体的な仕事例も紹介しながらデータアナリストの本質を理解して、これからデータアナリストの道へ進みたいあなたを全力で後押しします。
まとめ
メンズコスメ業界の外にいる筆者が、一人のユーザーとして客観的に各ブランドのマーケットポジションを分析してみました。

あなた
「なるほど、直感的に状況が分かった!」
と思ってくれる方がいればとても嬉しいです!しかし、

あなた
「自分のイメージとは違うなぁ。」
というご意見もあるかと思います。
管理人
「どちらのご意見も大歓迎です!」

この分析はあくまで私の仮説なので、各個人のイメージや、各ブランドの狙い等、視点によって様々に変わってくるはずです。
誤解を恐れずに分析しているのは、純粋にメンズコスメが好きだからです!メンズコスメ市場の成長に少しでも貢献したい!という強い気持ちがあり、分析した情報から本記事をまとめてみました。
市場に興味のある方や、業界のマーケティング担当の方へ、一つのネタとして楽しんでもらえたらと思います。