プログラミング教育必修化の目的とは?【文部科学省の資料を読み解く】
#本記事はプロモーションを含みます。

あなた
「小学校でプログラミング教育が必修化されたって聞いたけど、子どもがちゃんと授業についていけるのか心配。親の自分でさえプログラミングのことなんて分からないのに、なんでプログラミングが必修化されたんだろう。」
そんなお悩みにお答えします。文部科学省の資料から、すべて読み解きました。
この記事で分かること
- 知っておきたい!プログラミング教育の狙い
- プログラミングを学んだ子供の将来像
目次
プログラミング教育必修化の目的を知る
プログラミング教育、必修化されていますね。この記事を読まれているということは、あなたのお子様もこれから授業で習い始めるのかも?

あなた
「なんで子供がプログラミングを勉強するの?具体的にどんな勉強をするの?普通の塾では習えないよね?」
そう思ってしまったあなた、どうかご安心を。日本の教育方針をまとめている文部科学省の資料に、その全てが書かれてます!
でも、その資料の全てに目を通すのは大変。だから、私が代わりにその資料を読んでまとめました。
毎日、仕事に家事、子供の世話までしてるんですから、わざわざ資料を読むための時間なんて作らなくて大丈夫です。
- プログラミング教育をする目的
- 子供が勉強するプログラミング授業の内容
文部科学省の資料から読み解いたこの2点、一つずつ深掘りしてみましょう。
プログラミング教育必修化の目的は3つ
私がちゃんと読んだ証拠?として、文部科学省の資料の置き場所だけ簡単に説明しておきますね。
読みたいときに読んでみてください。
コチラが、文部科学省のホームページで公開されているプログラミング教育のページです。
私が子供の頃は、確か「情報」っていう超ざっくりした名前の教科があった気がします。でも、今は具体的にプログラミング教育。これも時代ですね。
そしてこのページに、学校向けに準備したプログラミング教育の研修教材が揃っています。
この中で特に重要なのが、この資料でした。小学校でのプログラミング教育の概要です。
学校向け&先生向けの資料なので、資料の数も多いし、めちゃくちゃ長いし、読むのがなかなか面倒。
でも、学校や先生たちが何を意識して子供達にプログラミング教育をするのかが、ここから見えてきます。
具体的に書かれているのが、この3点。長くてちょっと意味不明かもなので、全部読まなくていいですよ。後で要約します。
1.「プログラミング的思考」を育む
2.プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータをはじめとする情報技術によって支えられていることなどに気付き、身近な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度などを育む
3.各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、教科等での学びをより確実なものとする(プログラミングに取り組むことを通じて、児童がおのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりするといったことは考えられるが、それ自体をねらいとしているのではない)
これをざっくりまとめてみると、こんな感じ。
- プログラミングに必要な考え方を教えてあげてね
- プログラミングの活用事例を教えてあげてね
- プログラミングの実技は別にやってもいいけど、1と2の目的を忘れないでね
1つ目は、「Aをするから、Bになる」といったような、根拠のある論理的な考え方を教えること。
2つ目は、今この世界のモノやサービスがプログラミングで支えられてるという事実を知り、それらを積極的に使えるようになってもらうこと。
そして3つ目は、必要に応じてプログラミングの実技をやってください、という意味です。
子供たちが将来プログラミングに興味を持った時に、ちゃんと取り組めるように教えてあげてくださいっていうことなんですね。
必修化して全国民プログラマー化計画!ってわけじゃない

文部科学省の偉い人
「プログラミング教育必修化で、将来みんなプログラマーになってもらう。きっちり成績をつけよう。」
なんていう方針にはなっていないので、どうかご安心を!笑
- プログラミング的思考を教える
- 常識として、プログラミングの活用事例を教える
この2点を教えることで、将来プログラミングに興味を持ったらスムーズに取り組めるような素養を身につけることが目的です。
子供が将来何に興味を持つかなんて、それこそ十人十色。将来の可能性を広げるために、プログラミング教育の必修化があるわけです。
時代の変化に合わせてちゃんと子供たちの教育内容も変わってる。日本の教育もまだまだ捨てたもんじゃないですね。
プログラミングの実技も必修化?
プログラミング必修化!って言われると、てっきり授業で実際にプログラミングをやってそうに思っちゃいますよね。
実は、具体的に何をやるのかは学校ごとに任されています。すなわち、学校や先生によって授業内容に差がでます。
学校によってプログラミングの実技があったりなかったりするんですよ。
授業で実際にプログラミングしている小学校が多い
具体的な内容は学校ごとに違っても、実際のところプログラミングの実技を取り入れている小学校がたくさんあります。
その事例は、文部科学省のこのページでたくさん紹介されていて、例えばこの資料のP.167では、車の自動ブレーキの仕組みを学んで実際にプログラムを書いている様子が取り上げられてます。
学校の方針、あるいは熱心で知識のある先生であれば、普通にプログラミングを教えることがあるわけです。
「プログラミングの授業でここが分からなかったから教えてー!」って、子供から聞かれてしまう可能性も十分あるので要注意。

あなた
「プログラミングのことなんて聞かれても分からない!」
そんな心配があるなら、まずは無料の子供用オンラインプログラミング教室で自発的に学ばせても良さそうですね。
プログラミングなら将来的にも役立ちますし、何より無料かつオンラインでできるので試してみるにはピッタリ。
プログラミング教育必修化の裏の目的!?
プログラミング教育が必修化された大事な目的、実はもう一つあります。
それは、将来的なIT人材の不足。現代では、どんなモノでも、どんなサービスでも、必ずプログラミングで作られています。
だから、プログラミングできる人がとにかく必要とされまくってるわけです。今もですが、将来的にもかなり貴重な存在になります。
ちなみに、プログラマー不足の実態は、経済産業省の調査からも明らか。具体的には、この資料のP.2に、以下の通り結果が出ています。
2030年には45万人の人材不足。逆に考えれば、プログラミングできる人がこれからどんどん貴重な存在になるっていうこと。
この経済産業省の調査結果もあわせて考えると、プログラミングという専門スキルは将来的にもかなり役に立つのは間違いないですね。
プログラミング教育必修化が子供の役に立つケース
小学生がプログラミング教育を受けることで、果たしてどんな役に立つんでしょうか?
プログラミング教育必修化の目的として、プログラミング的思考を教えるっていう点がありましたよね。
プログラミング的思考って言われるとイマイチ曖昧ですが、すなわち論理的な考え方のことです。
論理的な考え方って何?
-> 矛盾が無いように道筋を立てていく考え方。
この論理的な考え方って、実はプログラミングだけじゃなくて普段の生活でも役に立つんですよ。
普段の生活での具体例と、プログラミングとの違いを深掘りしてみます。
料理に当てはめてみた場合
論理的な考え方を手っ取り早く理解するために、料理に当てはめてみるとこんな感じです。
- 今日はカレーを作ろう
- そのために、材料を切らないといけないな
- あ、その前に材料を炒める鍋を洗わないと
- …
すなわち、カレーを作るという問題のために、必要なことを洗い出して順番を整理していく考え方ですね。大人なら、普段の生活で自然にやっています。
こういう考え方を子供の頃から学び始めていたら、将来プログラミングをするしないに関わらず、段取りが良くなりますね。
例えば、子供にお風呂掃除をお手伝いさせるんだったら、こんな風に考えるのかも。
- 今からお風呂に入ろう
- お風呂を入れる前にお風呂洗わないとダメだ
- あ、お父さんが洗ったかな?確認してみよう
- …
物事を整理して考える力がどんどんついていくので、子供の手際がどんどん良くなって成長を感じられそうです。
まぁ本当にお風呂を洗ってくれるかどうかは、また別の話ですけどね。笑
あらゆる問題を解決するプログラミング教育の力

あなた
「別に自然に身につきそうな考え方だけど、わざわざプログラミング教育を必修化して勉強するの?」
そんな疑問もあるかと思います。実は、料理のような普段の生活とプログラミングとの間には、一つだけ大きな違いがあるんです。
それは、答えがわかっているかどうか、の違いです。
- カレー:作り方が分かる
- プログラミング:作り方が分からない
カレーの作り方、みんな分かりますよね。パッと分からなくても、クックパッドとかで検索すれば一発解決。
でも、プログラミングはまず作り方が分かりません。動く流れを考えて、作って、答えを見つけだす必要があるんです。
例えば、プログラミングでクックパッドみたいなサービスを作るなら、何が必要で、何をどうやって動かせば良いのかを考える、みたいな感じ。

子供
「どうやったらこれができるんだろう?(この問題を解決できるんだろう?)」
子供の頃からこういう考え方のクセがつけば、何事にも挫けずにがんばって考える姿勢につながります。
プログラミング教育必修化は子供の未来のために必要
文部科学省の資料から、プログラミング教育必修化の目的を読み解きました。
プログラミング教育の目的は、プログラミング的思考、すなわち論理的な考え方を学ぶこと。そして、この世の中のモノやサービスがプログラミングで支えられているという事実を学ぶことです。
決して、プログラミングそのものができるようになることが目的じゃないんです。将来プログラミングするかどうかは、子供に選ばせてあげればオッケー。
プログラミング教育必修化の波にのれば、とても段取りがうまくて何事にも挫けないすごい子に育ちそうですね!
子供向けプログラミング教室の無料オンライン体験(TechAcademy公式サイト)
【結論】プログラミングに向き不向きはある【簡単に診断可能】
プログラミングに向き不向きってあるのかな?そんな疑問にお答えします。結論、向き不向きはあるので、その見極めポイントを徹底解説します。簡単な診断方法と、あなたの性格から診断する方法、この2つのポイントをおさえておけば、無駄にプログラミング勉強をする必要もなくなります。